マクロ美アンSachi

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ソロキャンプはメスティン料理がおすすめ♡簡単パン作り〜焼く/炊く/蒸す/揚げるが可能な万能飯盒

こんにちは。マクロ美アンSachiです。

 

今回は、キャンプギアとして頻繁に使え、とても便利でコスパの良いメスティンのご紹介です。

 

キャンプを始めたばかりの頃は、よくわからず大きめサイズの飯盒(4合炊き)を使っていましたが、ソロキャンプをする私にとっては、荷物がかさばってしまい、毎回持っていくには少々不便な代物でした。

 

最近、YouTube動画で、1〜2合炊きの小さなメスティンでパンやご飯がちゃんと作れることを知り、早速試してみました。

 

メスティンを使っていくうちに、焼く/炊くはもちろんのこと、煮る/蒸す/揚げるなど、万能な飯盒で、ソロキャンプにはもってこいのキャンプギアだということが、自分の経験でわかってきました。調理にだけではなく、ツールボックス(小さな工具やちょっとした細かいものを入れておく入れ物)としても利用でき、その可能性の広がりにも期待が持てそうです。

 

安価な割には利用価値が高いキャンプグッズで、最近では100円ショップでも500円くらいで1合炊きのかわいいミニサイズのメスティンが売られていますので、試してみても良いのではないかと思います。

 

ということで、今回はソロキャンプやツーリングキャンプで、できるだけ荷物を減らしてキャンプをしたい、あるいは山登りなどの調理器具&器として軽くて便利な調理ツールを探していらっしゃる方にとって、有益な情報となれば幸いです。

 

 

ソロキャンプはメスティン料理がおすすめ♡簡単パン作り〜焼く/炊く/蒸す/揚げるが可能な万能飯盒

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メスティンセット(バット網がついているのでバラエティに富んだ調理が可能)


キャンプ場で、少ないギアだけで、ちゃちゃっと美味しい料理を無駄なく簡単につくれるなんて、なんだかカッコいいですよね。そんなソロキャンパーについつい憧れてしまいます。

 

初心者の頃は、これもあれも念のために持っていこう。。。なんて、無駄に色々キャンプグッズを持参してましたが、何回かキャンプを経験するうちに、使うものはだいたい決まってくるし、なければないでなんとかなるものです(自然のものを利用して自分で作ったり代用できます)。

 

その中でも、これだけは持っていくと絶対便利というギアが、「メスティン」です。どんなメスティンでも構わないのですが、ここでは、アマゾンで買ったパッド網付きのメスティンセットと、100均(500円)で買ったメスティンの比較をしながら、それぞれの良さを以下でご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

 

BETUメスティンセットと100均メスティンの比較

BETU メスティンセット

 価格:¥1,750 (アマゾン)

セット内容:

・メスティン(バット網付き)

・固形燃料ストーブ

・収納袋(白)

 材質:

・メスティン〜高純度アルミ

・ストーブ〜鉄

・バット網〜ステンレス

サイズ: 16 x 6x 9cm

特徴:

軽量2合炊き、目盛り付き、コンパクト、バリ取り済み 

 

100均メスティン

価格:¥500 

内容:

・メスティン(バット網なし)

 材質:

・アルミ製

サイズ: 15 x 8x 5cm 

特徴:

1合炊き 

*別売りの五徳(¥100)やステンレストレー(¥100)があると便利です。

 

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100均ダイソーのメスティン

メスティンでできる調理

1合〜2合炊きの小さなメスティンを使って、焼く/炊く/蒸す/揚げるなど様々な調理ができます。小さいサイズだからこそ、反転して表側も火にかけられるという利点もあり、オーブン的な利用ができ、しかも時短、固形燃料だけで放置したままの調理も可能になります。

 

以下は、私が実際に経験した調理例/使用例です。参考にしていただければ幸いです。

 

1) 炊飯

まず、メスティンといえば美味しいご飯が炊ける「炊飯」のイメージが強いと思いますが、実際私が初めてメスティンを使ったのも、ご飯炊きが最初の調理でした。

 

下の写真では、100均ダイソーの1合用メスティン(500円)を使って、ご飯を炊いてみました。固形燃料に火をつけた後は、そのまま火が消えるまで放置して(約20分前後)おきました。

 

水加減さえしっかりできていれば、完璧なご飯が炊けます♪固形燃料の火で放置したまま作った割には、本当に美味しいご飯が炊けて、自分でもびっくりしたことを覚えています。

 

この100均メスティンは、キャンパーの間ではとても人気で、YouTubeなどでもたくさん紹介されています。コスパの良いキャンプグッズとして認識されているようですので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?

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キャンプの基本「炊飯」が固形燃料だけでほったらかしでできちゃう♡

<ご飯の作り方>

お米:1合

水:200 cc

1.  お米は、洗ったもの/あるいは無洗米を、200ccの水を入れ、あらかじめ30分~1時間浸水させておく。

2. 固形燃料に火をつけ、そのまま火が消えるまで放置。

3. 火が消えたらメスティンを裏返しにして、10分ほど蒸らせばできあがり。

* これを基本に、混ぜご飯や炊き込みごはんなど、バラエティに富んだレシピでごはん料理に広がりが持てますね。

 

2) パンを焼く

炊飯もさることながら私が一番やりたかったのは、「メスティンでパンを焼く」と。これができれば、キャンプ場でもできたてのパンが食べれて、キャンプ飯が2倍にも3倍にも楽しくなること受け合いです♪

 

冬の時期は、発酵が少々難しくなるとは思いますが、生地を焚火の近くに置いたり、湯煎や湯たんぽなどをうまく使って保温しながらの発酵も可能です。

 

メスティンのサイズに合わせた、とっても可愛いちぎりプチパンが美味しくできます。火の加減によっては焼き時間の調整が難しい場合もありますが、固形燃料でも簡単に美味しくパンを焼き上げることができるので、ぜひチャレンジしてみてください♪ 

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とっても簡単にパンができます♡2次発酵前の状態

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キャンプ場で出来たてちぎりパンが食べれるのはうれしいですね♡

<パンの作り方>

*2合用メスティンの場合

レシピ

・強力粉 130g

・砂糖 大さじ1弱

・塩 小さじ1/4弱

・豆乳もしくは牛乳 85ml

・ドライイースト 2g

・バター 13g

 

1.  バター以外の上記材料を合わせ、生地をこねる(キャンプ場などではタッパーやビニール袋を使うと便利です)。

2. ある程度まとまったら、バターを入れてさらにこねる。

3. 1次発酵(濡れ布巾をかぶせて、40度くらいで約40分おく)

4. 6等分に分割し10分間ベンチタイム。

5. 形成しなおし、上の写真のようにクッキングシートを敷いたメスティンに並べて、2 次発酵(40度で約40分)にはいる。

6. 固形燃料に火をつけ、様子をみながら両面合わせて約10~15分焼く(焦げやすいので、蓋を時々あけチェックしながら焼く)

*出来たてパンは、本当に美味しいです!ぜひチャレンジしてみてくださいね♪

 

3) 蒸す(バット網付きの場合)

メスティンセットには、バット網がついていて、簡単に蒸し物(肉まんあんまん、ちまき、茶碗蒸しや、蒸しパン、カップケーキなどのお菓子作りも可能)ができます。 

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バット網がついているので、あんまん等の蒸し物も楽チン♪

 

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カップケーキや蒸しパンもとっても簡単にできます

<カップケーキ作り方>

レシピ:(2個〜3個分)

・薄力粉 大さじ2

・ココアパウダー 大さじ2

・砂糖 大さじ2

・オイル 大さじ1

・豆乳もしくは牛乳 大さじ3

・ベーキングパウダー 小さじ1/4

 

1. 上記の材料をすべて混ぜ合わせ、カップケーキ用紙カップに流し入れる。

2. メスティンにパッド網を置き、1cmほどの水を入れる。

3. 生地を流し込んだ紙カップをパッド網の上に置き、メスティンの蓋をしめて10〜15分火にかける(固形燃料でもOK)。

4. 爪楊枝などを刺してみて、何もついてこないようであれば出来上がり♪

 

*備考〜ご自宅で作る場合、上記と同じレシピ材料をマグカップに全部入れてよく混ぜ、電子レンジで70秒くらいチンしても、簡単激うま♡カップケーキがすぐにできますので、どうしても甘いものが食べたくなった時など、作ってみてください。(私もデザートが欲しい時はたまにチンして1分デザートをつくります笑)


4) 揚げる

メスティンで、しかもキャンプ場で揚げ物をするという発想はまったくなかったのですが、意外に簡単で、しかも少ない油で揚げることができるので、ビールに合う唐揚げやエスニック料理のサモサ、天ぷらなどいろんな料理が可能になり、食事の幅が広がります。

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キャンプ場での揚げ物は感動です!

*メスティンで揚げ物をする際には、油の温度が上がりすぎないよう注意することが必要です。また、水平で安定な場所が保てるよう、網などを置いて調理すると良いでしょう。

焚火での揚げ物は火が強すぎたり炎の方向が安定せず、メスティン内の油に着火する恐れもあるのでやめた方が良いかもしれません。弱火で調整が可能なガス缶での調理をおすすめします。

 

5) 煮る

キャンプ飯の定番、カレーやシチューなど、ソロだとどうしてもあまりがちなメニューでも、メスティンを使えば、無駄なく一人分の量で時短調理できるのでありがたい限りです。

 

ちょっとした家庭料理(肉じゃがや煮しめ、野菜スープやうどん、ラーメンなど)や一人分のホットワインなども簡単にできますし、お湯だけわかしてコーヒーやチャイなども作れますね。

 

こんな幅広い利用ができるなら、キャンプだけでなく出張や旅行に持参しても楽しみが広がりますし、固形燃料(20分前後)でできる料理であれば、荷物も少なくて済むので、一石二鳥ですね。

 

6) 複数調理も可能

1品料理だけでなく、クッキングシートで中に仕切りを入れることで、複数の料理が同時進行で調理できます。例えば、左側ではご飯を炊きながら、右側でカレーを作るなどetc.

 

よく、「1週間メスティン生活」というようなテーマで、毎食メスティンを使い時短調理をしているYouTube動画を目にしますが、工夫すれば結構いろいろ面白いことができるのも、このメスティンの良いところかもしれません。

 

7) ツールボックスやお弁当箱、シェラカップ代わりとして利用

メスティンは、調理するだけのツールではなく、工具入れや自分だけの物入れボックスとしても活用できますし、さらにお弁当箱としてもちょうど良いサイズ感です。

 

また、1合用の小さなサイズのメスティンであれば、シェラカップとほぼ変わらないくらいのサイズ感なので、これひとつで調理でき、調理後はシェラカップとしても使えるので、とっても便利で多様性のあるキャンプグッズと言えます。

 

メスティンは、メタリックでシンプルな外観なので、そのままでも格好よくて、飽きがこないデザインです。人によっては、DIYして自分だけのオリジナルカラーを表面に塗ったり、絵を描いたり模様を入れたりすることで、自分の世界観を楽しんでいる方もいらっしゃるようです。

 

シーズニングは必要か? 

メスティンにはシーズニングが必要なのでしょうか?

 

そもそもシーズニングとは、調味料や味付け、エージング、乾燥などの意味がありますが、この他にも「鉄製の鍋などを使う前に油をなじませて慣らす」というような意味合いもあります。鉄製のフライパンや鍋は、なんとなくわかりますが、果たしてアルミ製のメスティンにシーズニングが必要なのでしょうか?

 

シーズニングをする必要がないと言われる方もいらっしゃいますし、シーズニングは絶対必要と言われる方もいらっしゃいます。

 

実際は、そのまま使うこともできますが、クッカーのようにアルマイト加工(皮膜加工)がされていないため、シーズニングをして膜をはってあげないと、底が焦げ付く恐れがあります。

 

私はメスティンを2つ持っていて、一つ目はちゃんとシーズニングをしたため焦げたりはせず、きれいに今でも使えていますが、2つめはシーズニングを忘れて火にかけてしまったため、表面に意味不明の焦げ目がいくつもついてしまい、洗ってもこすってもいまだにその焦げ目は取れないままです(笑)。

 

私の体験からも明らかなことですが、結論としては、アルミ製であってもメスティンにはシーズニングが欠かせないということが言えます。

 

以下に簡単ではありますが、シーズニングの方法を書いていますので、ご参照ください。

 

<シーズニング方法>

方法としては、コメのとぎ汁を入れて火にかけるという方法が一般的なようです。この他に、野菜くずを煮込んだり、牛乳やお茶を使ってやる場合もあるようです。

 

メスティンが入るくらいの鍋に、とぎ汁(または上記の他の材料)を入れて沸騰させ、その後メスティンを入れて15分ほど煮れば完了です。

 

まとめ

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私は、キャンプに行く時はほぼ毎回ソロキャンプのため、できるだけ少ない荷物ででかけるように心がけています。車を横付けできるキャンプ場の場合は、あまり荷物の量は気にせず、とりあえず使うかもしれない物まで持っていくこともあるのですが、車が横付けできない場合は、極力荷物を減らします。

 

そういった場合に、メスティンは非常に心強い味方で、万能なキャンプグッズと言えます。初心者の段階では、メスティンの良さにあまり気付かず、今頃になってようやく「なんて便利でコスパの良いキャンプグッズなんだろう♡」と思うようになり、最近ではいろんな料理をメスティンで試し、毎回楽しいソロキャンプ飯を実践しています。

 

どんなに安価なキャンプグッズでも、自分のお気に入りや愛用品があれば、それを使うだけで、キャンプ自体も楽しくなるような気がします。まだまだ、これからいろんなキャンプグッズが増えていくのだろうとは思いますが、ひとつひとつのグッズを長年大切に使っていければいいなと思います。

 

本日もご訪問ありがとうございました♪

 

マクロ美アンSachi