こんにちは。マクロ美アンSachiです。
日本人の人気旅行先のひとつにもなっているスペイン。
観光やショッピングも楽しいですが、忙しい旅のスケジュールの合間に、ほっと一息つきながら、バルやカフェでおやつをつまみながら、休憩するのも楽しいものです。
スペイン人のおやつや間食には、タパスやピンチョスなども有名ですが、今回はスペインの伝統的なお菓子「チュロス」をご紹介したいと思います。
スペインに行ったら絶対食べたいと思っていた「チュロス」。日本で食べるチュロスとは違い、甘みが抑えられていておやつにもぴったりで、まったく別物のお菓子という印象で衝撃でした。
海外のスイーツや伝統菓子にご興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
スペインに行ったら絶対食べたいお菓子「チュロス」本場の味を楽しもう
チュロスは、スペイン語でチュロ(churro)ですが、通常複数形のチュロス(churros)と呼ばれるのが一般的です。チュロスは、スペイン人にとっての定番おやつとも言え、朝食としても食べられているようですね。
スペインの街角では、チュロスを食べ歩きしている若者や観光客が目立ちます。やはり、安くてボリュームもあっておやつにぴったりで、食べ歩きしていてもなんだか様になる、そんなスペインを代表するようなおやつのひとつだとも言えるでしょう。
スペイン発祥「チュロス」の起源
チュロスの起源は諸説ありますが、スペインおよびポルトガルが発祥と言われます。
1.スペイン起源説
スペインの羊飼いが、放牧のため長期にわたる野外生活の中で、考案した発酵がいらない簡単にできるパンの代用として、チュロスが作られ始めたのがきっかけだそうです。
そして、この揚げパンの形が羊(ナバホ・チュロ)の角に似ていたことから、チュロ(チュロス)と名付けられたとのこと。
羊飼いたちがチュロスの生地を星型にしぼりだすようになったのは、中の生地が膨張して、揚げた際に破裂するのを防ぐために、面積を広くするようこの形状になったと言われています。
2.ポルトガル起源説
16世紀初頭に、中国の明に到達したポルトガル人によって、中国の揚げパン(油条)が知られ、それをまねてチュロが作り始められ、その後スペインにも広まったという説もあります。
本場スペインのチュロスの味
日本では、チュロスはコンビニやテーマパークなどでもよく売られていますが、本場スペインのものとは少々異なり、どちらかと言うとスポンジ系で、固いドーナツのような甘みのある揚げ菓子のイメージです。
しかし、本場スペインのチュロスは専門店(屋台などでも売られています)で売られているものが多く、揚げたてのカリッとした食感で、甘みもなく軽い食感です(中国の揚げパン油条に食感が似ています)。
店によっては、上からお砂糖やシナモンをふりかけたりしたものや、棒状や一口サイズのもの、中にクリームを入れたりするものもあります。
スペイン式チュロスの食べ方
ほとんどの方が、チュロスと一緒にホットチョコレートを注文して、チュロスをディップして食べていました。ホットチョコレートも日本で飲むような甘さはなく、かなり甘みを控えたドロっとした状態で、チュロスにからめやすいタイプのものでした。ですので、ホットチョコレートだけで飲むという感じではなかったです。
上の写真は、スペインのマドリードに行った際に、マヨール通りにあるチュロス専門店で、チュロスを注文した時のものです。
ホットチョコレートとのセットで、食べ歩きのできるこのような入れ物に入れてくれました。ただ、やや大きめサイズのチュロスが6本も入っていたため、食後のおやつとしてひとりで食べるには、少々きつかったです(結局、3本しか食べれず、残りはホテルに持ち帰りました笑)。ですので、2人位でシェアしながら食べる方が良いかもしれません。
チュロスは、ホットチョコレートにつけて食べる習慣があるため、冬の定番おやつとしてのイメージがあります。
Chocolateria Tacita de Plata: https://chocolateriatacitadeplata.es
* ↑このお店では、チョコレートについてはヴィーガンや乳糖不耐症対応もしてくれるようです。マヨール通りのわかりやすい場所にありますし、揚げたてをテイクアウトもできるのでオススメです。マドリードに行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
チュロスの作り方
<チュロスの作り方>
材 料(10個分)
薄力粉 100g
水 100cc
塩 小さじ1
砂糖 大さじ1
オリーブオイル 大さじ2
板チョコ 100g
牛乳 300ml
油(揚げ用)適量
砂糖(トッピング用)お好みで
手 順
1. チョコソース〜鍋に牛乳を入れて、中火で加熱。チョコを割り入れゆっくり混ぜ溶かす。
2. チュロス生地〜水にオリーブオイルを入れ沸騰させ、薄力粉・砂糖・塩(すべて混ぜておく)を入れ、ヘラで手早く混ぜる。火を消し、さらに混ぜひとつにまとめる。
3. 絞り袋にまとめた生地を入れ、油の中に直接10cm前後絞り出し(もしくはサイズに合わせ切ったクッキングシートの上にいったん絞り出し、クッキングシートごと)中火で揚げる(180度)。
4. お好みで砂糖をトッピング。
5. チョコレートソースにディップして食べる。
まとめ
同じ起源のお菓子や料理も、国によって微妙に味が違ったり、年月をかけてその地に伝わると、色々な食文化のテーストが加わり、まったく別物になったり。。。と、食べ物ひとつをとってみても、大変興味深い食文化的変化が見られます。
チュロスのレシピを見ても、作り手によってバラエティに富んだおもしろい材料が使われていたりするので、色々なバージョンのチュロスを作り比べても楽しいのではないでしょうか。
このように、いろんな国の伝統料理やデザート、おやつの起源、作り方・食べ方を知ることで、私たちの日々の食生活も感化され、豊かになるような気がします。
ぜひ、トライしてみてください。
本日も、ご訪問ありがとうございました。
マクロ美アンSachi