マクロ美アンSachi

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米麹で作った甘酒の効能と作り方 〜 砂糖不使用&アルコールなしで美容効果も高いオススメ食品

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こんにちは。マクロ美アンSachiです。

先日、熊本にあるマクロビ料理教室に参加してまいりました。

今回は、玄米と米麹を合わせて作った甘酒についての記事を書いてみようと思います。

甘酒は、冬の飲み物だと思っていましたが、夏の季語にも使われているように、昔は夏の暑い日に冷やして食べていたそうです。

よく「飲む点滴」とも言われていますが、その名の通り栄養素満点で、女性の身体にも優しく、ダイエットの観点からも注目すべき食品と言えるかと思います。

その甘酒について、健康に良いと言われるけれどもどんな効能があるのか、米麹でどのように甘酒をつくるのか、そういった情報を知りたい方、また砂糖やアルコールを使用しない食事を取りたい方(マクロビの食事をされている方)などに、役立つ情報となれば幸いです。

 

 

米麹で作った甘酒の効能と作り方〜砂糖不使用&アルコールなしで美容効果も高いオススメ食品

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甘酒の種類〜酒粕甘酒と米麹甘酒の違い

甘酒というのは2通りの作り方があり、簡単に言うと酒粕に砂糖をまぜて作ったものと、おかゆに米麹を混ぜて発酵させてつくったものの2種類があります。

どちらも米麹を作るところまでは一緒なのですが、その後の製法が変わってきます。

1) 酒粕で作った甘酒

<製造方法>

蒸したお米に麹菌をつけることで、菌を繁殖させる→ 米麹

          ↓

米麹 + 酵母 → もろみ(アルコール発生)

          ↓

このもろみを絞った液体が、日本酒となり、

残った個体が酒粕となります。

          ↓

酒粕 + 水/ 砂糖/ 塩 = 酒粕甘酒

 

*作り方は、市販の酒粕を使って作ればすぐ甘酒ができますが、健康上のデメリットとしてはアルコールと砂糖が入っていることです。 

<酒粕でつくる甘酒レシピ>:

cookpad.com

2) 米麹で作った甘酒

<製造方法>

蒸したお米に麹菌をつけることで、菌を繁殖させる→ 米麹(酒粕甘酒と同じ)

          ↓

米麹 + 玄米/白米のおかゆ →  発酵後、米麹甘酒となる

 

*米麹でつくった甘酒には、アルコールと砂糖が入っていません。デメリットとしては、発酵に時間がかかります(8〜11時間前後)。

 

<米麹でつくる甘酒レシピ>:色々な作り方がありますので、参考にしてください。

cookpad.com

酒粕で作った甘酒と米麹で作った甘酒を比べた場合、アルコールや砂糖が入っていないことを考えると、健康には自然の甘みを持つ米麹の甘酒がオススメです。

また、マクロビ食を実践したい方などには、デザートやお料理に砂糖代わりに使えるので最適ではないかと思います。

 

米麹で作った甘酒の効能

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人によってそれぞれ感じ方は違うとは思いますが、米麹で作った甘酒には、一般的に以下のような効能があると言われます。

私もなるべく白砂糖は使いたくない派なので、以下のような効能を考慮すると、今後は積極的に米麹甘酒をお砂糖の代わりに使っていきたいと思います。

1) 疲労回復・栄養補給

アミノ酸やビタミンB群、ミネラル、ブドウ糖などが豊富に含まれており、疲労回復や栄養補給に役立ちます。

米麹甘酒が、「飲む点滴」と言われるのは、ブドウ糖が多く含まれていることにより、代謝を上げたり活動するためのエネルギーとなります。

「飲む点滴」というのは、酒粕の方ではなく米麹の甘酒を指しますので、用途によってお間違えないように気をつけてくださいね。

また、栄養補給としても体を作るために必要なアミノ酸や、健康を維持していくビタミンB群など、非常に重要な栄養素がたっぷりつまった食品です。

2) 便秘予防&解消

甘酒には、食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれていて、腸内環境を整えてくれるため、便秘の予防や解消にも良いとされます。

また、免疫力アップの効果もあるため、風邪の予防や健康を保つにはもってこいの食品ですね。 

3) 抗酸化作用(アンチエイジング)

そして、何と言っても女性にはうれしい抗酸化作用のある食品で、血行を促し、老廃物を除去してくれる働きがあります。

米麹には皮膚や皮膚お粘膜をすこやかに保つ効果がある、ビタミンBなどが多く含まれているので、皮膚の状態も良好になり美白や美肌、アンチエイジングなどに期待がもてますね。 

4) 生活習慣病の予防

甘酒に含まれる「ペプチド」という成分により、血管を収縮する作用を持つホルモンの生成を防ぎ、血圧の上昇が抑えられるため、 高血圧の予防にもつながるとのこと。

5) 生理痛をやわらげ、女性ホルモンに良い働き

女性ホルモンにも良い働きがあると言われ、女性の生理痛、生理前のイライラを解消し、妊娠中の母乳の出具合がよくなったりすると言われます。

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米麹で作った甘酒の作り方 (土鍋編)

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甘酒の作り方はとてもシンプルで、だいたい同じようなレシピですので、以下を参考にぜひ作ってみてください。ただし、時間的に少々気長に待たなければなりませんので、時間に余裕がある時にトライすることをオススメします。

また、今回は土鍋でつくる場合の手順ですが、炊飯器やヨーグルトメーカーを使用してもカンタンに作れますので、やりやすい方法で良いかと思います。

初心者の方には、過発酵しない土鍋の方が失敗は少ないようです。

1) レシピ

 材料〜 玄米もしくはもち玄米/ 白米 1カップ(1/4を雑穀にしてもOK)

     お米浸水用の水 3カップ

     米麹もしくは玄米麹 約200g

手順〜

① お米を3倍の水にひと晩浸水しおかゆをつくる。土鍋に入れ蓋をして火にかけ、沸騰後、弱火で50分。5分ほど蒸らし、60度弱の温度までさます。(40度以下だと菌が育ちません)

② 麹菌は、乾燥の場合ボウルに入れ40度くらいのお湯を1/3カップふりかけ、全体をよく混ぜて、濡れ布巾でおおい、30分ほどおく。(生麹の場合はそのまま使う)

③ 60度に冷ましたおかゆに麹をすばやく混ぜ、ふたをして毛布などでしっかりくるみ、なるべく暖かい場所に8時間置く。

④ 弱火に加熱し、再度60度前後の温度(温度の上がりすぎに注意→ 菌が死滅します)にあげ、さらに3~4時間おく。時々味見し、甘くなっていれば発酵を止める。

⑤ 冷蔵庫で保管(冷凍しても1ヶ月くらいはOK)。

2) 注意点

・温度には十分注意してください。(発酵中は、60度前後が最適です。)

・発酵を止める場合は、冷蔵庫に入れるか加熱し沸騰させてください。

・スイーツなどに甘酒を使用する場合は、ざるなどで裏ごしをしてください。

・米麹甘酒は健康的な食品ではありますが、取りすぎに注意しましょう!糖分の取りすぎを防ぐためにも、1日200ml以内に控えた方がよいでしょう。

米麹甘酒を使ったデザート&料理例

以下は、米麹甘酒をお砂糖がわりに使ってつくる、デザートやお料理の一例です。

これ以外にも、色々なお料理に使えますので、トライしてみてください。

1) デザート

 ・甘酒ヨーグルトクリームのトライフル

 豆乳ヨーグルト(水切りしたもの)200g、甘酒大さじ2、塩ひとつまみ、ココナッツオイル30g 、スポンジケーキ、パイナップル

米麹甘酒パンケーキ

cookpad.com

2) カンタン料理

車麩のすきやき風

車麩3枚、玉ねぎ1/2個、糸こんにゃく100g、えのき100g、甘酒40g、醤油大さじ3、昆布3センチ角2枚

甘酒みそ田楽

たれ〜甘酒大さじ2、濃いめのみそ30g、りんごジュース30cc→ 弱火で煮る

*厚揚げやこんにゃくなどにつけて食べると美味しいです!

甘酒ごまドレッシング

甘酒大さじ1、白練りごま小さじ1、みそ小さじ1

*温野菜や生野菜サラダにつけて、ドレッシングとして召し上がってください。

 

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まとめ

なにげなく飲んでいた甘酒も、製造方法が違う2つの種類があるということを知ったのは、マクロビ料理をするようになってからでした。

確かに酒粕で砂糖を足してつくる甘酒は、甘みが強くどこか人工的な甘みを感じていました。

一方、米麹で発酵させてつくる甘酒は、自然のやさしい甘みでアルコール分もなく、子供にもやさしく、健康を考える上でも積極的に取り入れた方がよい食品ではないかと思います。

ただし、糖分の取りすぎ予防のため、飲み過ぎ食べ過ぎには十分注意が必要ですね。

 

本日もご訪問ありがとうございました!

 

マクロ美アンSachi