マクロ美アンSachi

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【スローライフ】 田舎暮らしのメリットとデメリットを比較 

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こんにちは。

マクロ美アンSachiです。

今回は、田舎暮らしのメリットとデメリットの比較をし、記事にまとめてみました。

 

私自身は福岡生まれで、高校生まで地元で過ごし、社会人になってからは仕事の関係で

ずっと東京などで都会暮らしをしてきました。若いうちは、九州の田舎に住むという選

択肢は私の中にはありませんでした。

 

しかし50代になり、ある程度いろんな経験をし、特にこれといってやりたいことが見

つからず、20年以上も住んだ都会に魅力を感じなくなった時に、ふと、実家にUターン

して田舎暮らしもありかな~と、思い始めました。

 

都会の喧騒を離れ、田舎暮らしに憧れている方も多いかとは思いますが、田舎暮らし実

践中の体験者として、率直な意見をシェアし、何かお手伝いできたら。。。と思います

ので、興味がある方は、ぜひどんなメリットやデメリットがあるのか、しっかりと確認

した上で、田舎暮らしをスタートさせてくださいね。

 

 

【スローライフ】 田舎暮らしのメリットとデメリットを比較 

田舎暮らしのメリットとデメリット(住まい編)

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<メリット>

1. 家賃が安い(実家ならタダ)

 

家賃が安いというのは、田舎暮らしにおいての最大のメリットとも言えるのではないで

しょうか?

 

私が東京(台東区や千葉よりの場所)に住んでいた頃の家賃の幅は、経験値でいうと、

ワンルームで7~8万円、1LDKで11万~15万円くらいでした。なぜか、ひんぱんに引越

しをしていたため、その度に敷金礼金なんかでばぁ~っと貯金がふっとび、「なんだか

なぁ~。。。」って感じでした。

 

私の実家がある福岡の田舎では、ワンルームの需要が少ないせいか、2DK以上が主流で

すが、しかしそれでも車庫付きで4万円代~5万円代で十分見つかります。

 

独身の方であれば、例えば実家の田舎にU-ターンする場合、家賃はゼロでもいいわけで

すよね(食費代として、私は一応、月3万円~4万円は実家にいれています。厳しい時

は、パスさせてもらう時もありますが。。。^^;)。

 

2. 若くても持ち家が買える

土地代や物件そのものが安く、また空き家率もかなり高いため、比較的若い人でもラク

に持ち家が持てたりします。20代で結婚する人も意外に多く見受けられるので、若い人

の持ち家率も比較的高くなるのだと思います。

 

3. 移住者支援制度を利用すると、家賃がかからない

全国的に地方への移住者支援制度があり、場所によって変わってきますが、移住体験が

できたり、移住者には奨励金や補助金制度があったり、無料で家が借りれたりできま

す。

 

このような制度を使えば、ムリなく移住ができますし、体験制度を利用すれば、たとえ

自分の持つイメージと違っていたとしても、途中でやめることだってできるのでオスス

メです。詳しい内容は、各自治体のHPをチェックしてみてください。

 

ちなみに、以下は私の住んでいる福岡県の田舎くらし情報です。

ijuu-teijuu.pref.fukuoka.lg.jp

 

4. 自然環境にめぐまれている

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ちょっと車を走らせると、海や川、山などの自然に恵まれていることが多いのが、地方

での田舎暮らしの良いところ。わが家もすぐ裏が海になっていて、山へも歩いていける

距離のところにあり、自然豊かな環境です。

 

自然の近くで生活していると、都会では絶対にしなかった、「遠くの景色をのんびり眺

める」、「夜の月や星を観察する」、「自然の風やにおいを体感する」etc. というよう

なことが、なにげなくできてしまいます。

 

このように、田舎くらしをしていると、自然から心地よい優しいエネルギーを与えら

れ、自然との共存で豊かな暮らしが可能になるのではないかと思います。

 

<デメリット>

1. 家からの交通の便が悪い

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私の場合、一番近い駅までは、ポンポン船に乗って歩いて行くため、だいたい25分くら

いです。徒歩15分の駅もあることはあるのですが、アクセスが悪く(1時間に1~2本)

乗り継ぎも不便な線なのであまり利用していません。福岡市内の中心部までは、電車で

1時間半くらいです。

 

やはり、田舎に住むとどうしても交通のアクセスは悪くなりますね。これをがまんでき

るかできないかが、「田舎暮らし」の選択を大きく左右するかもしれません。

 

2. 近くにコンビニや店がない

地方に暮らしていると、なかなか近くにコンビニがなくて、夜遅くに急に買わなきゃい

けない物があったり、コンビニデザートがどうしても食べたいっ!という時は、けっこ

う不便です。

 

そういう場合は、車で行くか、なんとか歩いてもいけそうな、ローカルコンビニもどき

に頼るか。。。最近は、昔よりもコンビニの数は地方でも増えてはきていますが、わが

家のエリアは、駅周辺か大きな街道沿いにしかないのが現状です。 

 

3. 自然環境が良い近いため、蚊や虫類が多い

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私はもともと昆虫系が苦手だったため、実家に戻ってきて悩ませられたのが、「虫た

ちの存在」でした。

 

蚊はもちろんのこと、四季折々?いろんな虫たちがわが家に遊びにきます。裏庭で植物

に水やりをするたびに蚊にさされますし、蜂はしょっちゅう、どこに巣をつくってやろ

うかとふらふら偵察にきます。野良ネコやムササビもやってきます。

家が古いため、あらゆるすき間からムカデやアリの大群が、家の中まで入ってきます

し、夏はセミの声が近くてうるさすぎるし、バッタやダンゴムシも畑にはゴロゴロいま

す。

 

と、こんな具合に、ムシが嫌いな方はホントに毎日「ぎゃ~ぎゃ~!」叫ばないといけ

ないハメに。。。まさに私がそうでした(笑)

 

田舎くらしのメリットとデメリット(仕事編)

<メリット>

1. 通勤ラッシュがない(車通勤が多い)

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地方はホントに通勤ラッシュがなくて、ストレスフリーで出社ができます。この通勤ラ

ッシュから解放されただけでも、田舎暮らしにはメリットがあると思います。

 

私は東京での生活で、なにが一番イヤだったかというと、この通勤ラッシュでした。1

日の半分以上のエネルギーをこのラッシュ時に持っていかれていたような気がします。

 

地方は交通のアクセスが悪いため、車の所有率も高いですし、会社も車通勤を認めてい

るところが大半なので、車通勤が多いんです。

 

→ そういうこともあり、コンビニやレストランなどのお店屋さんの駐車エリアは、「こ

れでもか~!」というくらい広いんです。(土地も安いので、それができるのかもしれ

ません。)駐車が苦手な私にとっては、ホントに助かります。

 

2. 従業員へのケアが手厚い

私は派遣でいろんな職場で働いた経験がありますが、派遣社員に対しても、地方ではか

なり手厚いケアを体験しました。

 

都会の会社でも、派遣社員に対しても手厚くケアをしてくれるところはもちろんあると

は思いますが、地方では、その手厚さや心配りが半端ない印象があります。

歓迎会、送別会はもちろんのこと、年末パーティや会社行事への参加、無料研修(英会

話など)、辞める際の豪華プレゼント、会社によっては寮費無料、自転車支給etc.

+ 従業員の優しさ&気さくさ

 

都会では、派遣社員に対する結構クールな扱われ方に慣れていたので、地方での対応に

最初の頃はびっくりした程です。

 

3. 東京で働いた経験があると、スキルが高いと評価される

私は、福岡以外にも、長崎や島根で通訳として働いた経験がありますが、東京で働いて

いたと言うと、必ず言われるのが、「すごいですね~!こっちは、東京とはぜんぜん比

べ物にならないから。。。」みたいなことです。

 

地方では、いまだに東京=すごい!という概念があるようで、必然的に評価も高くなる

わけです。かと言って、それをそんなにプレッシャーには感じませんし、むしろ私レベ

ルでいいの?って感じになって、会社に貢献したい気持ちが逆に高まります。

 

4. 比較的残業が少ないので定時に帰れる

会社によって多少違いはあると思いますが、地方での仕事は比較的ゆったりした職場環

境のようで、定時で帰れる場合が多かったように思われます。

 

これも、職業や時期的なものによっては、激しく残業をすることもあるかとは思います

が、地方で過労死などのニュースはあまり聞いたことはありません。

 

<デメリット>

1. 希望する職種の募集が少ない

都会に比べると、やはり地方の田舎では、自分が望む職種や条件の募集が少ないのでは

ないかと思います。会社の数も少ないですし、その分、需要がないということも考えら

れます。

 

私の場合ですと、通訳の仕事を何ヶ月も探していても、なかなか条件に見合うものがな

く、運良く見つかったとしても、採用枠に限りがあったり、出勤が困難なほど自宅から

遠い、翻訳の仕事ならあるが。。。など、ぴったり希望する内容とマッチングしないこ

とが多いのが現状です。

 

2. 給料が安い

やはり、地方でのお給料は都会と比べかなり落ちてしまうのは現実です。

 

私の場合、通訳をしていますが、時給を比較した場合、同じような仕事内容であって

も、東京では時給2,500円の仕事が、地方では時給1,800円〜2,000円くらいになってし

まう時があります。

 

英文事務などで事務系の仕事が大半を占める場合、東京では1,800円くらいのところ、

地方では1,200円くらいがふつうです。

 

田舎暮らしのメリットとデメリット(生活編)

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<メリット>

1. 生活コストが安い

東京からU-ターンしたての頃は、物価の安さには驚いたものです。 

 

野菜などの生鮮食品をはじめ、女子には嬉しい美容関係の料金(美容院、ネイル、マッ

サージ、料理教室etc.)、レストランの料金などが都会に比べるとけっこう安いので

す。さらに言うと、こうゆう場所は近くにないのでそう何度も行けず、さらにコストが

かからない。。。といった状態です。

 

2. スローライフが楽しめる

これは個人的感想ですが、住んでいるエリア全体が、あくせくしていないので、必然的

にゆったりとした時の流れになっていて、走ったりあせったりすることが非常に少ない

ように思えます。

 

こんな環境にいると、思考もだんだん変化してきて、がつがつ働く気にはとうていなり

ません。趣味も充実できますし、家族との時間もとうぜん増えてきますし、なによりス

トレスがたまらないので、体調もよくなってくる感じです。

 

3. お金をつかわなくて済む (貯金ができる)

都会で暮らしている頃は、家賃が給料に大きくのしかかり、物価も高いし、外に遊びに

行くと、交通費なども含めすぐに5千円~1万円を使うのは当たり前って感じでした。

 

しかし、田舎暮らしを始めて気づいたのですが、お金を使うところがあまりないし、コ

ンビニも近くにないので、無駄なお金を使わずにすんでいます。最近では、ATMにもほ

とんどいかなくなり、知らない間にお金が貯まっていたりします。

 

結局のところ、給料が都会より安くても、手元に残るお金はそれほど変わらず、着るも

のもテキトーな感じでもまったく問題ないので、洋服代もかからず、どんどんお金が貯

まっていくという流れです(これは個人的な体験です)。

 

4. 自給自足ができる

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地方には、カンタンに家庭菜園や農業を始めるチャンスがあふれています。

 

私も福岡の実家に戻ってきてからは、ずっとやりたかった家庭菜園を始め、毎日土や自

然にふれ、癒されています。ご近所さんでも、ふつーの家庭が花や野菜を育てています

し、近くの農家さんが耕作地を安く貸し出していたり、農業体験などをやってるところ

も多いので、素人でも気軽に農業が始められるのがありがたいです。

 

みんなで育てて、みんなで食べる【シェア畑】


 

5. 治安がいい

悪いことをする人はどこでもいると思いますが、それでも田舎は都会に比べると、比

較的治安は良いと思います。

 

この辺も、だいたい夜8時〜9時を過ぎると、車もピタッと通らず、人も歩いていないこ

とが多いので、変なことに巻き込まれることも少ないのではないかと思います。

 

さすがに正面玄関のカギはどこの家庭もかけているとは思いますが、裏庭に通じる勝手

口や窓などは、意外とカギを閉めてなかったりするからびっくりです。 

 

<デメリット>

1. 都会のような商品の品揃えがない(例:オーガニック食品やブランド物)

地方に来て少々がっかりしたことのひとつは、都会のような豊富な商品の品揃えがない

ということです。あたり前といえばあたり前ですが、私は自然食品やオーガニック食品

が大好きで、地元のスーパーなどで探してはいるのですが、やはり東京のようなワクワ

クする品揃えがないのが現状です。

 

なので、私の場合、ちゃんとしたマクロビ生活を続けるには、ほとんどの場合ネットで

必要なオーガニック食品を注文することになります。しかし、最近では母の影響もあ

り、こだわりや無理のない、かなりゆるゆるのマクロビアンとなってしまっています

(笑)。

 

2. 外食できるレストランが少ない

やはり、外食レストランが少ないというのは、田舎くらしでは仕方ないことです。

人口が少なくあまり需要もないため、都会のようにはレストランが乱立していません。

 

たまに、マクロビレストランとか、おしゃれな自然食レストランやイタリアンレストラ

ンに行きたいな〜と思っても、そこまで発展していないので、「マクロビ? は?」っ

てことになるのです。そういうのが、ちょっと寂しいな。。。と思います。

 

3. 電車のタイムテーブルが1時間に1本くらい

地方は交通アクセスが悪いのはご存知のとおりで、私が住んでいるエリアでは、電車は

通勤時間帯を除き、1時間に1〜2本 があたりまえです。

 

その分、バスが少しは発達していますが、やはり田舎くらしは車所有が基本かと思い

ます。ペーパードライバーだった私も、どうしても便利が悪いので、車を買わざるを得

ませんでした。(今では、車が大好きになってしまいましたが。。。)

 

田舎暮らしのメリットとデメリット(人間関係編)

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<メリット>

1. 人が暖かく癒される

田舎くらしで一番心が癒されるのは、やはり人のあたたかみではないでしょうか?

 

東京にいる頃は、となりに誰が住んでいるのかさえ知らず、心触れ合う機会があまりな

かったわけですが、こちらに戻ってきてからは、となり近所かならず挨拶はかわします

し、困ったことがあれば、誰かが手をさしのべてくれることが多い気がします。

 

スーパーが町にひとつしかなくて、しょっちゅうそこでご近所さんに会ったりする

ので、必然的に仲良くならざるを得ないわけなのですが。。。

まぁ〜、でも色々親身になってくれるのは確かです。助け合いの精神が今でも強く根付

いているのだと思います。

 

2. 野菜や食べ物をしょっ中もらえる

都会に比べると、家庭菜園などをしている人が多いということもあり、野菜のおすそ分

けや、多くつくりすぎたおかずや貰い物のお菓子などetc.......とにかく、ご近所さんが食

べ物をもってきてくださることが多い気がします。 

大都市だと、たとえご近所さんであっても、食べ物系は逆にこわいですよね。

 

そんな感じで、いつもなんやかんや貰い物が多い田舎くらしです。

 

<デメリット>

1. プライバシーを保ちにくい

田舎では、比較的ご近所さん同士の行き来がひんぱんで、 東京では考えられない感じ

で、勝手に戸をあけてヅカヅカ家の中に入ってきます(宅配便や配達の方なども)。

 

母など下着姿(いわゆるシミーズ姿ってやつです)で、宅配便さんに対応したりして

て、びっくりする時があります。急に家の中に入ってこられると、こんなことになるわ

けです。「もうおばあちゃんなので問題ない」と本人は言っておりますが。。。笑

 

あと、回覧板や「なんとか?会」の会費徴収とか、いろんな町内の担当の方がけっこう

来るし、ご先祖さまの月命日にはお寺さんも拝みにくるので、独身の私にとっては

逆に新鮮ではあるのですが、やはり都会のようにプライバシーをがっちり守ることは難

しいかもしれません。

 

2. 祭りなどのイベントに積極的に参加しなければならない

私が住んでいる場所は、それほど祭りや町内イベントへの積極的参加を促されることは

ありませんが、地方によっては(沖縄の小さな離島など)祭りやイベントへの参加、結

(ゆい)などの共同作業による相互扶助などが、まだ残っている場所もあるようです。

 

楽しんでできるものであれば良いのですが、このような事に参加が苦手な方もいらっし

ゃると思いますので、そういう部分も事前に確認をしておいた方が良さそうです。

 

 

ここまでご覧くださりありがとうございました!

 

今回は、少々長くなってしまいましたが、以上が実際に私が田舎くらしを始めて気づい

た点です。人によってとらえ方も違うとは思いますが、都会と田舎の両方を経験した者

として、何かのヒントとなれば幸いです。

 

これからも、田舎くらしやスローライフについて、気がついた点があれば、どんどん発

信していきたいと思いますので、よかったらまた遊びにきてくださいね。

 

マクロ美アンSachi